誰もが仕事に追われ忙しい日々を過ごした経験があるだろう。
そんな多忙な日々から抜け出したいあなたにこそ読んでほしい。
- 後悔しない生き方を手に入れられる
- 本当に重要なことだけに集中できる
- 少ない労力でより良い成果を生み出す
具体的にこんな経験はないだろうか。
- 頼まれると断れず引き受けてしまう。
- 全部が大事だから気合と根性でなんとかこなす。
果たして本当にその仕事はすべて大事なのか?あなたが全部こなすべき仕事なのか?
決してそうではないと断言します。
本当に大事な1%に集中する方法こそ後悔しない人生を生きることができます!
気づかないうちに無駄な仕事ばかりこなしている可能性は大いにあり得ます。ハッキリ言ってもったいない。
心の底ではこう思ってません?
- もっとゆとりを持って楽しく働きたい。
- 家族や友人とのプライベートの時間を増やしたい。
本記事では、できる人がやっている本質の生き方を著書「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」より紹介します。
人生の質を高める「考え方」や「技術」が非エッセンシャル思考との対比より丁寧かつ明瞭に記されています。
エッセンシャル思考という最強の武器を手にするヒントをぜひとも見つけてほしい。

はぴあです。
実は優秀な人ほど陥りやすい罠もあるんです..。
「大切なことを大切にする生き方=一生ものの価値」を手に入れよう!
- やらなくてはという気持ちに駆られる
- どれも大事で忙しい(時間がない)
- 自分なら全部できるはずだ
エッセンシャル思考とは何?


より少なく、しかしより良く
エッシャル思考とは
本当に大事なことを見極め、不要なものを捨て、最大の成果を発揮することです。
より多くの仕事をこなすものではなく、やり方を変えるためのものです。そのためには考え方を変える必要があります。
後悔しない生き方を見つけることに繋がります!
やり方と考え方を変えるため、初めに3つの嘘を暴き真実に置き換えておきましょう。
- 「やらなくては」ではなく『やると決める』
- 「どれも大事」ではなく『大事なものはめったにない』
- 「全部できる」ではなく『何でもできるが全部はやらない』
私は全部大事だからとただひたむきに努力をしていました。上司や先輩の頼み事はどれも必要なものと思い込み引き受けていました。
必要かどうか見極め『やると決める』、『大事なものはめったにない』のだから思い切って捨てる、これらを習慣化して『全部はやらない』
このようにエッセンシャル思考を身につけてからは相手を傷つけず、それでいて自信を持って断れるようになりました。



実際にこれらを意識して仕事の向き合い方が楽になりました!
優秀な人ほど陥りやすい「成功のパラドックス」


優秀な人が非エッセンシャル思考に陥ってしまうのはどういう場合?
成功に一直線に進み成功を勝ち取った結果「頼れる人」という評判を得て多方面からさまざまな仕事を振られるようになる。
断れず引き受けてしまい、時間とエネルギーが拡散され本当にやるべきことができず方向性を見失ってしまう場合です。
つまり成功したせいで成功の道筋を見失ってしまう。
何でもやろうとしすぎて本質がわからなくなるのです。
理由としては下記3点が要因となりうる。
- 選択肢が多すぎて正しい判断ができなくなる
- 他人の口出しによるプレッシャーが大きすぎる
- 「全部手に入れよう、全部やろう」と欲張る
優先事項を見極め自分で優先順位を決めなければ他人の言いなりになってしまいます。
そうならないためにもエッセンシャル思考が不可欠なのです。
エッセンシャル思考の基本 3つの考え方


エッセンシャル思考を身につけるためには、基本の3つの考え方を理解することが不可欠です。
まずは基本を知り身につけましょう!
選択:選ぶ力を取り戻す


- 時間とエネルギーの使い道を自分で選ぶ力のこと。
- 選択とは行動すること。
- 与えられるものではなく、つかみとるもの。
- 「ああすべき」「こうすべき」など他人の言いなりにならない。
時が経つのは早く人生は想像以上に短いです。
仕事に忙殺され最後に人生を振り返ったとき、本当に後悔しない生き方と言えるように今この瞬間を自分で選択しましょう。
自分で選ぶ生き方は自由です。もう誰かの思惑に振り回されることはないのです。
教えてください、あなたは何をするのですか/その激しくかけがえのない一度きりの人生で
メアリー・オリバー


ノイズ:大多数のものは無価値である


成果を生む価値あるものを正しく見極め「本質を見抜く力」が重要となる。
経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱した「80対20の法則(パレートの法則)」を紹介しよう。
成果の80%は20%の努力に起因する説のこと。
重要な少数(20%)が瑣末な多数(80%)に勝るという考え方だ。
つまり決定的に重要な20%が結果の80%を生み出す大きな影響力を持つということだ。
「努力するほど報われる」という考え方は今すぐ捨てよう!
決定的に重要なことにイエスというために、その他すべてにノーと言う必要があります。
これはイエスかな?
迷う時点で答えはノーです。中途半端な回答こそ相手に迷惑をかけるのです。
重要なことだからもう一度言う。
絶対にYES以外はすべてNO!


トレードオフ:何かを選ぶことは、何かを捨てること


どちらも捨てがたい状況に直面した経験はありませんか?
もしどちらかしか選べないとしたらどうしますか?
【仕事の例】
- 高い給料or休暇が多い?
- 高い給料or残業なし?
- 転勤なしor給料UP?
- 出世or責任を負いたくない?
【日常生活の例】
- 甘いものを食べたいor痩せたい?
- 試験勉強したいor遊びたい?
- 趣味に没頭したいor家族との時間?
- 飲酒or健康でいたい?
どちらもYESですよね(一部該当しない例は優しく見守ってください笑)
しかし両方を選ぶことはできないと私たちは実際に経験しています。
トレードオフとは「何かを手に入れるために何かを手放す」「あちらを立てればこちらが立たぬ」といった“両立不可能な取引き”のことで決して逃れられないのです。
すべてを手に入れることは決してできず痛みを伴いますが、選択肢を比較検討する中で自分の本当の望みを明確に知る絶好のチャンスでもあるのです。


エッセンシャル思考の具体的テクニック 3つの技術と循環


見極める
本当に重要なものごとを見極めるために必要なことは5つ!
- じっくりと考える余裕
- 情報を集める時間
- 遊び心
- 十分な睡眠
- 何を選ぶかという厳密な基準
「忙しく動きまわることが有能の証だ」と思っている非エッセンシャル思考の人は、考えたり睡眠の時間を減らそうとする。
本当に重要なことを見極めるエッセンシャル思考の人は、なるべく時間をかけて調査・検討し、意見を交わし、じっくりと考えるのです。
上記5つの中で「十分な睡眠」など誰しもがそれが大事と知っていることには今回は触れません。
「遊び心」と「何を選ぶかという厳密な基準」について掘り下げます。
遊び心:本質を探求するのに役立つだけでなく、それ自体がどこまでも本質的である
最高の思い出や「生きている」という実感をもたらしてくれるのは遊んでいる時間です。
遊んでいるときこそ「最も純粋な人間らしさ=あなたらしさ」を発揮するのです。
遊びが大切な理由は大きく3つ。
- 選択肢を広げてくれる
- ストレスを軽減してくれる
- 脳の高度な機能を活性化する
遊び心こそがあなたらしさの本質であり、創造性と探究心の源なのです。
コロンブスは遊んでいるときに、地球が丸いことを思いついた。
ニュートンはぼんやりと心遊ばせているときに、木から落ちるリンゴを見て万有引力の着想を得た。
ワトソンとクリックはDNAの形を遊び半分で空想していたとき、二重らせんという形に行き着いた。
アインシュタインは実験という行為こそ、精神が遊びを求めている何よりの証拠だと考えた。
何を選ぶかという厳密な基準:90点ルールで「これしかない」を選抜する
上位10%だけに集中し見極めるための厳しい基準を設けることである。
この意図は60〜70点と中途半端な選択肢に悩まずに済むルールをあらかじめ用意するものだ。
厳しすぎるルールに思えるが妥協すれば自分が損をしてしまいます。だからこそ!
絶対にYES以外はすべてNO!また登場しましたね(笑)
自分が生きたいように、やりたいようにするためにはうまく断らなければなりません。
すべてを優先するのは何も優先しないことと同じです。



この資料まとめといてくれ



(それ重要度60点だな)
今のこの仕事が後回しになりますが宜しいですか?
その後はこの作業をやる予定ですが今すぐそれをまとめるべきでしょうか?



いや、やっぱり予定通りの仕事を優先してくれ
手空いてなさそうだし他のやつに振るから大丈夫だ
ちなみに今夜、会社の飲み会に…



(0点)NO!!





最低限の基準を満たしていないものは却下。
理想の基準を満たしていないものも却下。
すべて満たすものだけが考慮に値するチャンス!
必ずしも90点である必要はないと私は考えています。会社員だとどうしても70〜80点の仕事もしなければならない状況はあります。それらを断るとトラブルになりかねないですよね。
一番伝えたいことは「明確で厳しく、そして正しい基準を自分の中に見つけて欲しい」ということです。
捨てる
「必要なもの」と「不要なもの」を見極めたら、次は「不要なもの」をきっぱり捨てることが重要です。
あなたには本当に捨てる勇気がありますか?
きっぱりNOと断れますか?
うまく捨てることは同僚や上司や顧客の反感を買うどころか、むしろ「あいつはきっぱりものを言う」と賞賛されることに繋がります。
断ると嫌われるんじゃないかと不安に思う方もいるだろう。
まず初めに相手を傷つけない上手にNOと言う具体的な方法を3つ紹介する。
- とりあえず黙る
- 代替案を出す
- 予定を確認して折り返す
【とりあえず黙る】
誰かに何かを頼まれたら少しだけ黙ってみて3つ数えたら意見を言おう。相手に「嫌だったかな?」と思わせる気づきを与える方法だ。「前嫌そうだったしこれは別の人に頼むか」と長期的に断るハードルをあげることができる。意外と効果的なので使ってみて欲しい。
【代替案を出す】
一度歩み寄りそれでいてやんわりと断る方法だ。例えば「ぜひご一緒したいです。ただ、今は手一杯で..。翌々月はいかがでしょう。」と代替案を出して断るのです。メールだと直接顔を見なくて済むため良い練習になる。
【予定を確認して折り返す】
一旦持ち帰り熱を冷ましてから断ると容易になる。「これを私にですか?嬉しいお誘いありがとうございます。予定を確認して折り返しますね。….(メールにて)非常に残念なのですが立て込んでまして..。」
最後に「捨てる技術」におけるエッセンシャル思考の考え方についてまとめておく。


しくみ化
最終ステップは労力を使わず常にエッセンシャルな人生を手に入れる「しくみ化=自動化」を目指す。
努力や根性といった非エッセンシャル思考が入れ込む隙を作らないことだ。
下表の左端キーワードを特に意識してほしい。すぐに全部はできないが少しずつ始めていけば習慣化される。
自然とエッセンシャル思考がしくみ化されたとき、それはあなたが後悔しない人生を勝ち取ったと同義だ。


エッセンシャル思考を生きる


エッセンシャル思考をご理解いただけただろうか。漠然としたもやもやが少しでも晴れたのなら非常に嬉しい。
私も非エッセンシャル思考のように何もかもが中途半端になって無力感を抱いていました。考えて選んでいるつもりが実は他人の言われたことをこなすだけになっていた。
そんな私が本書を手にとって実践に移してからは自分の人生を自分で選んで生きることができています。
少なからず将来自分の人生を振り返ったときに後悔しない生き方をしていると自信を持てるようになった。
こちらを見てほしい。




1つ目の図では、いろんなことに手を出すとエネルギーが分散して何もかもが中途半端にしか前進しない。一方で99%の無駄を捨てて1%に集中すると大きく前進できることを示している。
2つ目の図のように、エッセンシャル思考を自分の中心(核)に据えることが自分を変える力となるのです。1つひとつの判断や行動がその核に蓄積され、非エッセンシャル思考を押しのけていく。そしてエッセンシャル思考が生まれつきのように自然な性質となるのです。
エッセンシャル思考を身につけるには根気と努力が必要で時間がかかります。私もまだまだ道半ばです。
しかし、いったん身につくとその恩恵は一生ものの価値になります。最初のころに比べると非常に楽になった。自然とノーと断れるようになり、判断にも迷わない。
人生を自分でコントロールできるように変化したんです。仕事だけでなく日常生活にも活かせます。
後悔しない人生を今この瞬間から手に入れましょう。あとは実践するのみ。
過去や未来は想像の中にあるだけで触れられない。
私たちの行動が何らかの力を持つのは今この瞬間においてだけなのです。
仕事の向き合い方&人生を変えるオススメ本



私自身が読了し影響を受けた書籍も紹介します♪
これらの本は正直いって絶対読むべきです!!
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